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2008年12月31日 (水)

冬コミ 新刊表紙のARIA壁紙です。

冬コミご来店していただいた皆様、寒い中本当にお疲れ様でした。
今年の冬コミは、例年に比べて結構暖かく、準備中はコートを脱いでも大丈夫な感じでしした。が、いざ開場となると外へのゲートが開き冷たい空気が入り込んできて暖房効果は激減。それでも、足を震わせていた以前にくらべたら結構すごしやすい年でした。
今回は、前回の夏販売の3と新刊の4を持ち込んでだのですが、すでにARIAのアニメも原作も終了し、ある程度人気が低迷していると踏んでいました。
しかし、思いもよらない事に、前回の夏を上回るペースでお客さんが来るではないですか・・。
今回から、コミケのジャンルコードが変更になった事や、年末で休みがとりやすい事もいれても、個人的には意外な感じでした。
おかげさまで、まさに在庫一掃処分市状態となり、3も4も完売となりました。
とりあえず、今年忙しくて描けなかった4コマを次回の夏に向けてやっていけたらなとおもっています。
これがうちのサークルにとって、ARIAブームバブル絶頂期なのかも知れませんが・・できるだけ崩壊しないようにご支援いただきたいものです。
Aria_andante4_1024
そんな訳で、今回新刊を手にできなかった方は、こちらの今回完売した4の表紙から文字を抜いた壁紙をどうぞ。
(1024*768サイズ)
画像をクリックしてダウンロードしてください。

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2008年12月23日 (火)

緊急企画! 冬コミ発売前ARIA本はこうして作られた5

Photo_5 ようやく原稿用紙へのトレースが終わった時点で同じページを並べてみました。
右からネーム・取り込み後修正したプリントアウトのネーム・下書き・原稿用紙にトレースです。
これに、ネーム前のコマを加えると、同じ話を5回も描いているわけです。5回も描いていると、途中で話を変えたり、台詞を変更したり色々ありますが・・【実質プリントアウトは描いてないので4回ですが・・】
紙を使った作業はここで終了です。
今度は、原稿用紙の原稿をパソコンに取り込みます。
8
取り込んだ原稿にまず最初に行うのが、レベル補正というコントラストの処理です。
シャーペンで作業してますから、濃い芯を使っても色が薄くなってしまいます。
また、レベル補正をすることで、原稿用紙にもともとある青い罫線や、用紙の細かいゴミを目立たなくさせます。

次にコマの枠線をツールできれいに描き直します。このとき、キャラクターにかぶっても良いので、枠線を全て描き終えたら外側を全て白で塗りつぶします。これで、枠線の外側の汚れを気にする必要はありません。
白で塗りつぶしてキャラクタが隠れた部分のみ、白と枠線を消してあげるとゴミ処理する時間を短縮できます。
また、トレースした画像が、曲がっているとツールで描いた枠線とのずれが大きくなるので、画像の傾きはそのつど調整します。(場合によってはコマ単位で角度や位置、大きさを調整しましょう。)

全てのページの枠線とゴミ処理がすんだら、吹き出しに文字を入れていきます。
漫画は字体に色々工夫すると面白い効果が出ますが、一般的には、漢字は、ゴシック体でひらがなは明朝体であることが多いです。コミック用フォントを使うと便利です。

最後はいわゆるトーン張りになりますが・・
印刷技術の向上で、2値化せずともグレー印刷が可能な今では、トーン以外にベタ塗りの濃さを変えたものも可能です。
9 私は、トーンも好きなのですが・・デジタル原稿の場合、拡大縮小やものによってモアレが発生するので、比較的グレーの塗り分けで、トーン処理を行います。
今回は、アリスちゃんのスカートにチェック柄のトーンを作成して、貼り付けています。
このほかにも過去に購入したトーンを取り込んで貼り付けたり、あらかじめニ値化したトーンを作っておいて、それを貼り付けるといったデジタルなトーン張りも行っています。

Photo_6 今回使用した、トーン指定用の指示書です。作成時にいちいち前のデータ確認したりと手間がないように、あらかじめキャラクターにどの濃さのベタを塗るか指定した紙を印刷しておきます。
アシスタントがいる場合は人数分用意すると作業がはかどりでしょうね。

こうして全てのページにトーンを張り終えたら、
ページ数(ノンブル)をつけ表紙とあわせて原稿を印刷所に納入します。納入の方法は印刷所によってまちまちですので、利用したい印刷所の納入仕様をあらかじめ確認しておきましょうね。

5回に分けて紹介したARIA本はこうして作られた発売前緊急企画は、いかがでしたでしょうか?
実質これらを2週間程度の時間ですすめているのがうちのサークルなんですが・・もっと事前にかける方は、無理をなさらずコツコツ進めてください。

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緊急企画! 冬コミ発売前ARIA本はこうして作られた4

6 ネームを取り込んで、原稿用紙のレイアウトを整えた状態のものをプリントアウトしたら、それをトレースして下書きを作成します。
これは、原稿用紙にトレースするための、下絵にあたるものです。
ネームの絵は、レイアウトのあたりのようなもので、表現としては、細かい部分が描きこまれていません。
そこで、プリントアウトしたネームをトレース台にのせてあたりを頼りに本番向けの線画を書き込みます。
7 で、こちらがその例です。
右がネームのプリントアウト。左がそれをあたりに描いた下書き。
基本的に、まったく別物ですね・・
下書きの段階では、次の原稿用紙のトレースのため、できるだけ、不要な線はなくしつつも、書き込まなければならないため、人物や建物のあたり線は描かずに一気に描き込みます。まぁ、あたり線がどうしても必要な場合は、薄く描くか描いたあと消しておくとトレースの時に邪魔にならなくてすむと思います。
漫画の作画時間でいえば、この下書きがもっとも時間をかけています。どんなに急いでも、1日に3P~4Pが体力的に限界ですね・・
今回は、13ページありますが・・それでも、3日で下書きを終えています。
そして作画の最後は、原稿へのトレースです。いわゆるペン入れなのですが・・
私の場合、Gペンやらカブラペンで、カリカリ描いている時間が無いという制約上、0.3のシャーペンを使い、原稿用紙にトレースし、ペンの強弱は、複数回なぞったり、線に強弱を描いてしまいます。
原稿用紙にトレースする段階では、作画に疑問を抱いては時間内に印刷所へ納入する事ができないという時間的制約に阻まれるケースが良くあります。
そこで、全てのページをパーツごとにトレースし、一定のモチベーションをキープした状態で、作業をこなします。お勧めは、枠線→吹き出し→キャラクター→背景の順にトレースを行うと一定のリズムで作業ができるかと、複数のアシスタントがいる場合は、上の手順をそれぞれ担当させてもいいかも知れません。

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緊急企画! 冬コミ発売前ARIA本はこうして作られた3

Photo_3 それでは、早速今回の新刊のネーム原稿お披露目です。
ネーム前に描き溜めたコマの絵を参考に、1ページにどういったレイアウトでコマを配置するかあたりをとりながら描いていきます。このとき重要なのが、吹き出しの位置です。キャラクターの位置も大切ですが、読者が一番目にするのが吹き出しです。吹き出しの位置が読みづらいと折角の場面が台無しです。
右上から読者は吹き出しを読んで左側→右下→左側と進んでいきます。その目線の流れに沿った位置に吹き出しを置きましょう。
描くときは、この吹き出しの位置に注意して吹き出しがかぶってもいいように絵を描きます。
私の場合は、基本的に上の考え方でネームをきっていくのですが、多少の修正はこの後の処理で行います。
1枚目の写真を見てもらて分かるとおり1ページのレイアウトにしては、紙の下のほうが広く開いています。
そうです。私のネームは、紙に対してではなく、適当に配分のみをかいて描きやすい絵の大きさでネームをきっているためA4用紙にたいしてサイズが合っていないのです。
では、どうするのかというと、全てのネームを描き終えた時点で、これをスキャンしてパソコンに取り込みます。
Photo_4 で、原稿用紙の罫線をあらかじめ引いてある用紙のファイルに取り込んだネームの画像を写して、拡大縮小してサイズを変更するのです。
もちろんここで、コマとコマの幅や、コマの位置などの微調整も一緒に行います。
ある程度、原稿用紙にたいして表現する大きさやコマ割が調節できたら、それをプリントアウトします。(写真2)
これで、デジタルネームの出来上がりです。
次は、下書きです。

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緊急企画! 冬コミ発売前ARIA本はこうして作られた2

Photo_2 私は、ネーム前に、話を全てコマに描き起こします。
通常はオチからさかのぼって話を描いていく「ストーリ巻き戻し型」なのですが・・
今回は、アリスちゃんの主役にし、場面を設定したところで、次にどんな行動にでるのか、アリスの性格を考えて話を描いていく「ストーリ追っかけ型」にしてみました。
この場合、大変なのは、キャラクターの性格上こんな事しないとか、こうゆう事してしまう等の偏った行動をとらせると、話が単調になって展開がつまらなくなってしまう点です。
私も、ここで1週間程、煮詰まってしまいましたが・・まぁ、そんな時に便利な方法がありまして、「新たにキャラクターを投入する又は、別の事件を起す」ということです。
主役に対して新しい刺激を加えることで、場面の展開に変化を与えることができます。
もう1つは、「時間をとる」という展開です。その間に別の場所で違う事が起きていたような事をはさみ一度主役から離れた展開を持ち出すと、世界感が広がります。
主に脇役を使うといい感じに世界を広げられるでしょう。
ここまで来れば、脇役と主役を絡めて色々な展開を導ける事でしょう。
次の問題は、その後、予定していたオチにどうもって行くかですが・・・同じ手法を再度利用で、十分です。
最終的に、目標のオチに話がまとまった時点で、あとから、複線を張ります。といっても、コマの入れ替えや台詞の変更だけで、より話の連携がとれると思いますが。後でキーとなるキャラクターや、アイテム、台詞などを、それが登場する前に別の場所で1コマ挿入しておくと、いい振りにつながります。
ここまで、大体話ができたところで、登場人物の衣装や、表現について、再度覚えなおしします。今回は、4作目ですが、初の学生服ってことで、アニメや単行本を参考に、試しがきをして衣装を覚えます。(写真)
次はいよいよネームです。

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緊急企画! 冬コミ発売前ARIA本はこうして作られた1

Photo 12月29日の冬コミにて、今回4作目にあたるARIA本を出すにあたって、異例のメイキングをご紹介!

漫画を描いたこと無い方や、これから漫画を描きたいと思っている方に、私の独特のやり方ではありますが、その作業の流れを新作の原稿を使ってご紹介いたします。

まず最初に取り掛かる作業はなんと言っても、アイデア出しです。

どんな話を描こうか、どういったシーンの絵を描こうか、あれこれ考えます。
考えたらそれを文字か、ラフ画にしておきます。私の場合、大体がオチを考えます。まぁ、オチといっても、起承転結の転から結にいたる部分の展開といった方がいいでしょうね。何々が実はこうなった的な場面を想像します。
あとは、4コマにするかストーリにするかで、その展開にいたるまでの流れをさかのぼると長さ調整ができるわけです。
ここまで、ストーリの起承転結がイメージできたら第1段階のアイデア出しからネームに進みます。
通常ネームといえば漫画のコマ割(レイアウト)です。私の場合は、いきなりコマ割といってもどんな絵をコマに描くのか決まってませんし、すぐに決められないので、1枚の紙に、全てのコマを同じ大きさで、ズラーっと書き並べます。(写真がその一部)。
そして、そのコマのうち1枚に描く分のコマを決めて、配置をきめていきます。大体1ページに6コマ前後にすると1ページあたりのコマ数が少なからず多からずで読みやすい規準になると思います。
ページ数が限られていると、どうしてもコマ数が収まらない方は、1コマこめる意味合いを吟味するといいかも。

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2008年12月13日 (土)

冬コミ準備万端! ARIA本新刊出ます!

2008 やっとこさ新刊の入稿が終了。
今年も締め切りぎりぎりになってしまいました・・
いつもながら仕事が忙しくて、休日が有効に使えず、折角まとめて休みをとったときに限って風邪をこじらせ寝込んでしまい・・結局12月直前の2週間で一気に20ページ起したって感じです・・・
まぁそれでも、シナリオはずいぶん前から練っていたので書き始めたらすぐだったんですがね。

今回はうちのメンバーともにアリスちゃんがメインのストーリー展開になっていますので、本の表紙も灯里ちゃんからアリスちゃんにバトンタッチして、イメージを一新しました。
これまでの青空から夕焼け(朝焼け?)な感じにし、洋服も冬服に変更。これまでと同じなのは表紙と裏表紙が一体になってる点かな。
そんなけで皆さん乞うご期待!

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